モラルハラスメント被害 女性の離婚専門 中央区京橋の女性行政書士東京よつ葉法務オフィス 03−3564−8177


   

モラルハラスメントとは?

モラルハラスメントとは、近しい関係内で行われる精神的な虐待です。
このサイトでは夫婦間における女性のモラルハラスメント被害を専門に扱って
いますので、夫が加害者、妻が被害者としてご説明します。

モラルハラスメントが最初に社会問題として扱われたのはフランスでした。
その後、フランスの精神科医で「被害者学」の知識もあるマリー・フランス・イルゴ
イエンヌの著書「モラルハラスメント−人を傷つけずにはいられない」により、
日本に広がり始めた経緯があります。

モラルハラスメントが厄介な点は、DV(ドメスティックバイオレンス)の様に
証拠が残らない点です。また、これはモラルハラスメント加害者のタイプにもより
ますが、言葉による虐待を証明しようと録音などしてみても、発言内容自体は
取り立てて責められるものではなかったりもします。
要は、被害が理解されにくい点も特徴です。
暴力による怪我やアザがあれば、調停などでもその被害を理解してもらいやす
いのですが、精神的な暴力は、外から見てわかる傷やアザは残りません。

加害者は明確に自分の要求を伝え無いことが多いです。
要求を伝えるために利用されるのは

・妻を徹底的に無視する
・冷たい目線を送る
・妻の行動を見ては大きくため息をつく
・妻が作った食事は食べない
・家の中で大きな音を立ててドアを閉める
・不機嫌なオーラを振りまく
・妻の作ったものや大切なものを勝手に捨てる

などと言った行動です。

モラルハラスメントの発端は


先述の様に、モラルハラスメントの加害者は言葉で自分の要求を伝えず、
被害者に対してはひたすら自分の行動から要求を的確に読み取り、その通りに
行動する事を要求します。

が、妻は夫の要求通りに行動する事はできません。
それも当然です。
なぜなら、モラルハラスメントの加害者は、妻に自分の要求を飲ませることが
目的では無く、妻を支配し続ける事こそが目的だからです。
よって、妻が夫の言う通りに食事を作ったり行動したりしても、夫は100の内
99を満足させた妻に対し、「残りの1が出来ていないだろう!」とキレるのです。
どんなに完璧に妻が振る舞っても、「モラ夫の基準」で「なっていない!」「不十分!」
と非難されるのです。

ある被害者はこう言いました。
「夫は結婚した途端、お前は俺と同等だと思うなと言いました。」

別の被害者はこう言います。
「いいか、お金を稼ぐ人間が一番偉いんだ。だからこの家で一番偉いのは俺だ。」

また、別の被害者はこう言いました。
「俺が稼いだお金なんだから、お前は外に行く時財布持って行くなよ!」

これは全て、私の事務所にご相談にいらした方から聞いたお話です。
みなさん口を揃えて「結婚前は優しい人だったのです。」と仰いました。

モラルハラスメントの加害者は、結婚後に豹変します。それは結婚後すぐの場合も
ありますし、結婚後に何らかのきっかけがある場合もあります。
大切な事は、結婚直後であろうとも、相手がモラルハラスメントの加害者だと気づいた
なら恐れずに離れる事です。加害者を結婚前に見抜くことは難しいです。
見抜けなかったのはあなたの責任ではありません。

さて、相手のモラルハラスメントが長く続くとどうなるでしょうか?


妻はどの様にモラルハラスメントのスパイラルに巻き込まれるか

モラルハラスメントの加害者が、その本質をあらわし始めた時、妻は夫にこう尋ね
ます。

「どうしたの?何かあったの?」

ですが、これが加害者である夫の本当の意味でも「モラルハラスメント加害者として
のスイッチ」を押してしまう事になります。

「お前は俺にあんな失礼な事をしておいて、何とも思わないのか!」

そう怒鳴られ妻はすっかり萎縮してしまいます。
何か悪いことをしてしまったのか。。ドキドキする心臓を押さえながら、必死に自分が
夫に何をしたか思い出します。
が、思い出せるはずはありません。加害者が言う「あんな失礼な事をして」は、大抵
一般の大人にとっては取り立てて問題にするような大事では無いからです。
若しくはとても昔の事を取り上げて怒りを爆発させる事もあります。
いずれにしても妻の困惑は深まるばかりです。

不機嫌な夫を前に、何があったのか尋ねると怒鳴られる。
では、夫の怒りが収まるまでそっとしておこう、と考えるかもしれません。ですが、
モラルハラスメント加害者が普通の不機嫌な人と違う点はここにも現れます。

「お前は俺がこんなに不機嫌にしているのに気にならないのか!」

怒りの理由を聞いても怒鳴られ、聞かなくても怒鳴られる。一体どう振舞えば良い
のか、妻はこの頃から夫の機嫌に振り回される様になります。
夫の機嫌が良くなるのなら自分の事を二の次にするなんて当たり前、時には子ども
さえ犠牲にしてしまう事もあります。

ですが、そんな努力もモラルハラスメント加害者の夫には届きません。
何をしても認めてもらえず、かといって何もしなくても怒鳴られる。言葉によるコミュ
ニケーションが取れないので、常に夫の足音やドアを閉める音、ため息などで
相手の機嫌をはかります。

だんだん妻は全てにおいてやる気を失っていきます。活気も無くなります。
うつ病を発症し、やがて買い物などで街にでても夫に似た人を見るとパニックを
起こしたりします。
うつ病とパニック障害は、女性の離婚、ことモラルハラスメント被害を受けての離婚で
とても多く表出するメンタルの問題だと感じています。